印刷用語集
四六判(しろくばん)
四六判(しろくばん)は、日本における書籍の規格の一つで、一般的な文庫本や小説、一般書籍によく使用される判型です。四六判の名称は、縦方向の寸法が四寸(約148 mm)、横方向の寸法が六寸(約105 mm)であることから来ています。
この規格は、手に持ちやすく、携帯性が高いため、日常的な読書や文庫本としての利用に適しています。また、印刷効率や製本の効率性も考慮されており、出版業界において広く普及しています。
四六判の特徴は以下の通りです:
-
一般的な使用: 日本の出版業界で最も一般的な判型であり、多くの文庫本や小説、一般書籍がこの規格で出版されています。
-
読みやすさ: 適度な文字の大きさと行数で、読書の快適さを追求しています。
-
経済性と効率性: 標準的な判型として広く認知されているため、製本や印刷工程の効率を高め、コストを抑えることができます。
四六判は、出版物のデザインや読書体験の品質に重要な影響を与える規格であり、出版社や読者にとってもなじみ深いサイズです。書籍のデザイン段階から規格を考慮し、最適な読書体験を提供することが目指されています。