印刷用語集
色空間(いろくうかん)
色空間(いろくうかん)とは、色を数値で表現するための数学的なモデルで、印刷やデジタル画像処理において非常に重要な概念です。代表的な色空間にはRGB(赤、緑、青)とCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)があります。RGBはディスプレイなどの発光デバイスに適しており、CMYKは印刷における減法混色を基にしています。色空間によって色の再現性や表現範囲(ガモット)が異なるため、デザインや印刷工程において適切な色空間を選ぶことが求められます。また、異なる色空間間での色変換(カラーコンバージョン)も重要で、正確な色再現のために色管理(カラーマネジメント)を行います。これにより、デジタルデザインから印刷物まで一貫した色再現が可能になります。