印刷用語集
合紙(ごうし)
合紙(ごうし)は、印刷業界でよく使われる技術で、複数の紙を接着剤で貼り合わせて一枚の厚い紙を作り出すことを指します。この技術は、パッケージや厚みが必要な印刷物、特に高級感を求める製品に利用されます。例えば、名刺、メニュー、表紙、ポスターなどです。
合紙の工程では、異なる種類の紙を組み合わせることができ、それによって紙の質感や強度、耐久性を調整することが可能です。表面に高級紙を使用し、内部にコストを抑えた紙を使うことで、見た目の良さと経済性を両立させることができます。また、合紙によって得られる厚みと堅牢性により、立体的な印刷物や特別な装飾効果を施した製品も作りやすくなります。
合紙は、見た目の美しさだけでなく、実用性も高く、多様な用途に対応できる印刷技術として広く利用されています。