印刷用語集
木型(きがた)
木型(もくがた)とは、印刷や製本において使用される型の一種で、木材を使用して特定の形状を作成するための道具です。特に、抜き型や箔押し型として使用されることが多く、精密なカットや加工を必要とする作業に利用されます。木型は、印刷物の形状やデザインに合わせて手作業で作成されることが一般的で、カスタムメイドの製品や限定版の印刷物に重宝されています。
木型の作成には、高い技術と経験が求められます。まず、デザインに基づいて木材を加工し、必要な形状を彫り込みます。次に、この木型を使って紙やその他の素材を正確にカットしたり、エンボス加工を施したりします。木型は耐久性があり、繰り返し使用することができるため、コスト効率の面でも優れています。
特に、包装紙や特殊な形状のパンフレット、立体的な紙製品などの製作において、木型は欠かせない道具となります。独自性のあるデザインを実現するための重要な要素として、木型は印刷業界で広く使用されています。