ここがサカエマーク

紙の目の話

2014.11.25

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みなさんこんにちは。
今日は紙の目についてお話しします。
紙には目というものがあります。
これは繊維の流れのことで、紙に対して一定方向に走っています。
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方向は縦と横の2種類があり、それぞれタテ目、ヨコ目と呼んでいます。(まんまですね。)
紙の目の方向は二つに折ってみるとよくわかります。
写真 1
このように目に沿って折るとにきれいに折れますが…
写真 2
目に逆らって折るとこのように汚い折れ方になります。
また、紙を破ってみてもわかります。
目に沿って破ればほぼ真っ直ぐにやぶれますが、逆らって破ると斜めに破れたりします。
我が社には加工部門がありますが、折り加工やスジ押し加工をする場合、この紙の目を間違うときれいに仕上げる事が出来ず、大変なことになります。
なので印刷に入る前に加工のことを考えて、面付けや紙の注文をする必要があります。
ちなみに本の場合はこのように走っています。
me2
もし目を逆にしてしまうと紙がびょーんと立ってしまい、開いたままにしておくことができません。パラパラと勝手にページがめくれてパタンと閉じてしまいます。(紙の厚さや製本方法によりこの限りではありませんが。)
みなさんの身の周りの印刷物で、これちゃんと紙の目合ってるのかなぁ?と疑問に思ったら折ったり破ったりしてみてください

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